アルバム発売21周年おめでとう

2018/09/12

21年前の今日(1997年9月12日)、Don Huonotの5作目のアルバム、Hyvää Yötä Ja Huomentaがリリースされました。DHを国内No.1のロックバンドの座に導いたのは間違いなくこのアルバム。21周年おめでとうございます!

 

1年前の2017年9月はこのアルバムが出て20周年だったので、フィンランドの5都市を巡る記念ツアーで盛大に祝ったのは記憶に新しい出来事です。DHの活動は2003年に休止しているものの、ときどきそういうリユニオンがあるのは、ファンとしてはとても嬉しいことです。

 

今日はこのアルバムの中から、Riidankylväjäをご紹介します。

 

Riidankylväjä // ヘイトモンジャー(憎悪の扇動者)

作詞:カッレ・アホラ

作曲:カッレ・アホラ、キーエ・ヴォン・ヘルッツェン

 

違う 違う それはお前じゃない 何者かがお前の耳元で囁いているんだ

違う 違う それはお前じゃない お前の心に毒を注入するのは

違う 違う それはお前じゃない 奴はどの紐を引けばいいかを分かってる

違う 違う それはお前じゃない 笑い声は聞こえるが 姿は見えない

* 俺の知ったことじゃない

もしお前自身も自分の評判を知らないのなら

壊れた心たちを

お前は行く先々で踏みにじっているんだろう

お前自身をなんとかしろよ

奴の毒に 背負い投げを食らう前に

そのうち周りから友達全員いなくなるぞ 彼らが憎み合うよう お前が仕向けてしまうから

 

ヘイトモンジャー (x4)

 

違う 違う それはお前だ 言葉を慎めよ

違う 違う それはお前だ ウルウルとこっちを見るな

違う 違う それはお前だ こんなことするもんじゃない

違う 違う それはお前だ 鏡を見ろ それはお前だ

* 繰り返し (x2)

ヘイトモンジャー (x4)

 

この曲のタイトル"Riidankylväjä"(=憎悪の扇動者)は直訳すると「ケンカの種をまく人」、つまり周りの人間が憎しみ合うように仕向ける人、というか、(本人の意思にかかわらずついつい)仕向けてしまう人、といった意味合い。昨年Soundi誌のインタビューでは、カッレが、Asterixのあるエピソードのなかにいたキャラの名前をそのまま曲名に使ったと語っていました。そしてコミックの中では、そのキャラだけ毒々しい緑の吹き出しだったということです。

 

また、この曲のサビの"Tee-eee jotain tolle sun päälles..."のあたりのギターリフは、なんか、聞いたことあるな、と思う方も多いのでは?同インタビューにでギタリストのキーエが語っていましたが、そうです…ネタバレなのでテキストの色を変えますが、元ネタはデュラン・デュランのOrdinary Worldイントロです(笑)。

 

さらに、同インタビューの中で、ドラマーのユッシによると、0'58''のあたり、ロー&フロアタム4連打を思いついた元ネタは、イーグルス解散後ソロで人気を博したグレン・フライの"The Heat is On"(映画ビバリーヒルズ・コップのオープニング曲)からということです。

 

こんな風に、この曲にはメンバーのお茶目なところが詰まっていますが、それを可能にしたのはこのアルバムからプロデュースを担当しているユッシの兄、カッレ・チュデニウスの「なんでもあり」精神の賜物だったのではないかとweb係には思えるのです。それまでの作品のプロデューサー、例えばミッコ・カルミラは慎重派で、やすやすと新しい冒険に手を出すことはなかったそうだし、次のアスコ・カッロネンはストレートにものをズバズバいうタイプだったそう。

 

Hyvää Yötä ja Huomenta20周年を祝った昨年のSound誌のインタビュー、今日付けでネットで公開されていました。だいたい、いま書いたことなどが載っていてフィンランド語ですが、よろしければどうぞ。web係は、昨年の記念ツアーのヘルシンキとユヴァスキュラの旅の合間にこれを読んだことを懐かしく思い出してしまいました。→ Hyvää yötä ja huomenta 21 vuotta – ”Minua melkein hävetti tuoda nimibiisiä treenikselle”, Kie von Hertzen muistelee

Asterix: アステリックス。日本やアメリカではほとんど知られていないものの、欧州では色々な言語に翻訳されていてとても有名なフランスのコミック。

 

 

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