KUKULELE2018フェスティバル

2018/08/12

2018年8月3〜4日にフィンランド南部の街カルッキラ(Karkkila)で開催されたウクレレフェスティバル”KUKULELE 2018”に、国内外のウクレレプレイヤーに混ざってカッレも出演しました。
 

今回のValo jota hengitänツアーでよくあるトリオやデュオ形態ではなく、この日は4名のバンド。フェスティバルのテーマに合わせて、ヘルシンキ・ウクレレスタジオオーケストラ(以降HUSO。リードウクレレ、伴奏ウクレレ、ドラムの計3名)と、カッレ(歌・ギター)の共演という異色なメンツでのライブでした。また最後の3曲は、当日午前のプログラム「Don Huonotワークショップ」に参加したウクレレ生徒やアコーディオン奏者も加わって、Don Huonot時代のヒット曲を大人数で披露しました。

 

そして、私(web係)は偶然にも多少ウクレレ歴があったので、ワークショップに参加し、ちゃっかりカッレ達と共演してきました。以降一人称「私」でその日のレポートをさせていただきます。自分の身に起こったことなので一人称で、私感多めで…。

 

 


Don Huonot ワークショップ

 

このフェスの2日目(8/4)午前中は、複数のワークショップが同時開催でしたが、私たちのDHワークショップはHUSOのヤルモ先生によるレッスンでした。集まった生徒は10名強。私はウクレレは基本的にネットで独学ですが、ヤルモ先生の別のワークショップに以前参加したことがあったので、今回も安心して参加できました。

 

ちなみに、私のレベルは?というと、単純なコードを言われれば弾ける程度。初心者です。

 

ワークショップ初めにいただいた2曲分のプリントは、”Hyvää yötä ja huomenta”と”Sininen Yö”。この2曲のコードとリズムを学び、まだ時間が余ったので、その場で追加で”Sydänpuu”と”Riidankylväjä”も板書で教わりました。難しい部分(ソロなど)は全部先生が受け持つので、私たち生徒は簡単な伴奏だけ。それほど難しくなかったし、他の生徒のレベルも似たり寄ったりだったので、精神的に楽でした。

 

そして、先生が曲を聴きながらその場で決めていくアレンジは、ネットで出回っているコードと一味違って(…というか、ほんの少し違うだけなのに)、とても洗練されたコード進行。これだけでも参加して良かった!と感激するレベルでした。

 

あとは、先生が今までライブで経験した失敗談など、雑談で笑ったり落ち着いたりしつつ、楽しくレッスン終了しました。「開演前のサウンドチェックに来れる人は来てください。詳しい時間はフェスのINFOに確認して」ということで、解散。

 

 

 

ランチタイム

 

この日は暑く、重いスーツケースを引いてこの街までやって来た私が時間ギリギリでワークショップ会場にたどり着いた頃には、もう滝汗…ワークショップが終わると、待ち合わせた担当者にホテルまで車で送ってもらい、部屋に荷物を置き、たまらずシャワーを浴び、身軽になってまた徒歩10分ほどのフェス会場へ戻りました。そして、この街には日本人のお友達がいるので、会場で待ち合わせし、日本語でおしゃべり。海外在住の身にとってこれほど嬉しいことはありません。

 

お友達というのは、フィンランドから長年ロック関連情報を発信し続けている
Mz ☆ Hiroのモイモイ フィン・ロック通信 -ブログや、音楽サイトBARKSの記事でおなじみのhiroさん!そもそも、このウクレレワークショップに参加するとカッレと共演できるよ、と教えてくれたのは地元在住のhiroさんでした。


とはいえ音楽の話で花が咲くというより、フィンランドの地方に住む者どうしの苦労話が多かったかな…田舎からヘルシンキのライブに行くのは大変な件、とか(笑)久々の日本語トークで、サウンドチェックぎりぎりまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

 

 

 

サウンドチェック

 

サウンドチェック間際にINFO近くで待っていると、共演するアコーディオン伴奏者の方(フェス運営も兼ねた方)がサウンドチェックに行こうと呼び止めてくれ、その方と一緒に舞台裏を通りぬけて夜の有料ライブ会場、Konepajahalli(元製鉄工場)へと歩いて行きました。集まった生徒は、2名。

 

「ワークショップには10人以上いたのに。残りの皆さん出演しないのかな?」という驚きと、「これぞフィンランドのユルさ!本番はもっと来るだろう」という相反する二つの気持ちを同時に抱きながらもサウンドチェックに参加しました。

 

私の他の、もう一人の生徒さんももちろんDHの大ファン。「カッレと共演できるなんて!長年の夢が叶った!」とめちゃくちゃに感動していました。私ももちろんそうだし、レンガ造りの大きなKonepajahalliホールが、かっこいいライブ会場に変身している様子も感動でした。

 

会場に着くと、カッレとHUSOだけのリハーサルが終わったところでした。私たちはまもなくカッレと顔合わせをし、サウンドチェック。例えばマイクの位置から始まり、リピートの回数をどうするか、コーラスはどうするか、等をヤルモ先生・カッレと一緒に調整したり、その場でいくつかの細かいことを覚えたりするのが、とにかく濃密な時間でした。カッレの腕の動きをじっと見ながら自分も同じコードを弾くとか、たまにカッレが後ろにいる私たちを見てくれるっていうところも、感涙もの。ファンになってから今までのことが、走馬灯のように頭を巡る…(大袈裟)

 

そして、生徒があまりに少なくて、カッレが私に「大丈夫?緊張してない?このあと日本から友達(来日公演実行チーム)見に来るよね」って心配してくれたので、そこは「ありえない、やばーい!」と笑いをとりつつも、本心としてはレア事態すぎてとても気が大きくなっていました。実際のところ、とくに緊張はせず、むしろニコニコだったかも。もっと手足がガタガタ震えたりする自分を想像していたのに。ひたすら楽しめていたのは、自分でも不思議です。

 

 


本番

 

本番はまずカッレとHUSOによるコンサート。私も日本から来た2人(来日公演実行委員長と副委員長)と合流し、客席で見ました。

 

ソロ曲を中心に、ヤルモ先生のエレキウクレレやバンジョレレのソロがおしゃれなウクレレ風アレンジ。いつものカッレの曲がひと味もふた味も変わって聞こえて、ウクレレ弾く身としては最高に面白かったです。

 

 

そして終盤、ステージ上から「ワークショップ生徒の皆さん、ステージに出てきて!」と呼ばれました。すると10人くらい出て来たかな?思った通り、サウンドチェックに参加しなかった人も来て、大世帯のステージになったところで、フィンランド人なら誰でも知っているようなDHのヒット曲の数々を演奏しました。

 

でも、正直ちょっと、カオス気味…!

 

サウンドチェックのときと違いすぎて、私はますます楽しくなってしまいました。カッレは、即興でHyvää yötä ja huomentaの終盤にどんどんテンポを上げたりして、最後は早弾き大会と化していたり…。どんな事態になっても機転を効かせることができて、プロはすごいなと感心しつつ、楽しく2曲+アンコール1曲を弾き終えました。

(地元紙Karkkilalainenのweb版より。私は写真中央のカッレのすぐ左に座っています。ヤルモ先生のミニアンプに顔が隠れてしまいました。) 

 

 


本番後

 

本番後、私たち、来日公演実行委のメンバーはバックステージでカッレとおしゃべりすることができました。何の話をしたのか、それも記憶から飛んでしまったけど、例えばひと月前の、悔しい悔しいサッカーW杯の日本対ベルギー戦の話題などでした。サッカーファンのカッレもサムライブルーのプレイに感銘を受けたようですが、「結局最後はハラキリだったよね」と…もう、全くもってその通りです。

 

そして、来日公演をとっても楽しみにしてると言ってくれました。前回お会いした6月もそう言ってくれてたけれど、再びだったので、本当に心待ちにしてくれているんだな、と伝わってきました。

 

そして、私には”Our first gig”って声もかけてくれたし、長年ファンをやっていて、そして偶然ウクレレをやっていて、本当に良かった。妄想すらしないレベルの夢のような出来事が突然起こって、忘れられない一夜になりました。

 

(←なかなか寝つけない夜中にホテルで撮った写真。この8弦テナーウクレレで出演しました。)

 

 

 

 

 

リンク

ククレレ公式サイト:http://kukulele.fi/

Mz ☆ Hiroのモイモイ フィン・ロック通信:http://suomirock.blog78.fc2.com/

Karkkilalainen(カルッキラ市の地元新聞):https://karkkilalainen.fi/
 

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background photo © Kalle Ahola

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