Pääkallolipun Alla

海賊旗の元で
Puukkobulevardi // 刃物通り

タマラがBMWから降り立つ 刃物通り

秋の風がタマラの ミニスカートをめくり

不機嫌な楓の葉がざわめく 刃物通り

そして水を頼めば ウォッカが注がれる

* 見つからない一行を探しに来ている

それは潜んでいる

それは潜んでいる

どこかこの辺りに 刃物通りに

刃物通りに

ヘサリ一帯のどこのバーにもやってくる

例の青い入れ墨の奴が絡んできやがる

オラ 出せよ オラ 俺様の人生についての詩集をよ

著者メッレリ 立案者ハウッカって具合でよ

収入はフィフティ・フィフティ フェアプレイって具合でよ

* 繰り返し

 

タマラはカラオケバーで踊っている ハイヒール姿で

ウンスキ爺さんは歌う 「あの娘はどこからだい?」

時は夕暮れ 元陸上のトップアスリート

若い期待の星と 黒い目をした女が

一緒にダンスしようとしている

「お前さんにふさわしいと思うかね、あの娘は」

見つからない一行を探しに来ている​ 刃物通りに

例えばセッラの便所の壁にはあるだろうか

ドゥーディルーラ・ルーティヤドゥーラ

ララバイが流れる 刃物通り

タマラはカラオケのお立ち台で踊る

店主はソーダ割りダブルウォッカ2杯を マスターカードで支払う

そして 不意打ちのフラッシュが店じまいを告げる 刃物通り

見つからない一行を探しに来ている

分かっている この辺にあることは

この街が酔っ払って 眠りにつくとき

車輪のきしみと共に 新聞配達員が動き出し

ついに朝刊が届く

ヘー エエエエ (x2)

刃物通りで 誰かが怒鳴る

「くたばれ売春婦め!」

通用門の雨樋が轟音を立てる

そして半月が 水たまりに溺れてゆく

見つからない一行を探しに来ている

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Putsi Poika // 一文無し

* その夜の先に 徹夜勝負の先に
四人のキングの物語の 結末の先に
空っぽのポケットで飛び出すのさ 朝日に焦げる路上へと
俺は一文無し ハハ 綺麗さっぱり持っていかれた

** 俺は一文無し 綺麗さっぱり持っていかれた
俺は一文無し 一文 一文 一文無しさ

大通りの木枯らしは 秋の葉の汚れた札ビラを吹き上げる
眩しすぎる光のノコギリも この心をギコギコと切りつける

** 繰り返し

まあ残ったじゃないか 足にはズボンが 踵にはスチールが
俺はポケットを裏返し ただ途方に暮れる

その夜の先に 徹夜勝負の先に
四人のキングの物語の 結末の先に

** 繰り返し

綺麗さっぱり持っていかれた
一文 一文 一文無しさ

* 繰り返し

 
Tuulisella Terassilla // 風の強いテラスにて

 

風の強いテラス席にて

風が吹きすさぶテラス席に腰を掛ける
そして海を見つめる
キンキンに冷えたグラス越しに…

座っている そして秋の空が
赤紫をまとっていく
赤紫と黄金色
黒い台地を覆いながら
そして分かっている 君は今夜 来られないと

* 風の吹きすさぶテラス席 もう分かっている
風の吹きすさぶテラス席 君は今夜来られないと そして明日も その後もずっと来られないと

風の強いテラス席にて

ブロンズ色に鋳られていく
気怠そうに波打つ海
汚らしいカモメらが 空に広がっていく

* 繰り返し

風の強いテラス席にて

Laiva Pullossa // ボトルシップ

* 吹くは追い風 回るは天井のファン

ボトルシップで いざ どこまでも

灯台の霧笛が 霧の果てしなさを絶叫する その地まで

** ボトルシップ:それはアレゴリー

オークの樽 真実 樽板が歌う

左舷側 小便器のスチール板が唸る

* 繰り返し

擦り切れた帆が ボロ布巾のようにはためく その地まで

樽底に溜まったオリで 占おう

この霧が 着岸と帰路をどう妨げるのか

そして為替相場の浮き沈みを

木板が踏まれて (x2)

たわむ たわむ (x2)

されど我は留まろう プロペラの下に (x6)

** 繰り返し

* 繰り返し

遠くへ 遠くへ

どこまでも

遠くへ

 
Romua Rakkauden Valtatiellä // 愛の大通り沿いのスクラップ

 

* 夜な夜なスクラップが溜まる 愛の大通り

夜な夜なスクラップが溜まる!

俺は状況を分かっている

それはお前のせいなどではない

夜な夜なスクラップが溜まる

夜な夜なスクラップが溜まる 愛の大通り沿い

** 俺は 俺は分かっている この状況を

エンジンは咳き込み 咳き込み 終いには止まるのさ

俺は 俺は分かっている この状況を

俺はお前を愛撫する

それから綿糸で手を拭き取るのさ

* , ** 繰り返し

** 繰り返し

夜な夜なスクラップが溜まる 愛の大通り

 
Varjon Suura // 影のスーラ

己の影を持たざる者

群衆から退ける場である影を

影を 陽の当たらぬ場を 秘泉の静かなせせらぎを

高熱を和らげ 命を救う水の湧く泉を

砂漠で頼りなさげに 日差しに目をくらませ

あらゆる蜃気楼を 本気で信じるよう裁きを受け

そして砂漠の砂粒は 絶えず その姿を変え

地図から消えた都市は まだ遥か先

己の影を持たざる者

己の影を持たざる者

影を 陽の当たらぬ場を 秘泉の静かなせせらぎを

高熱を和らげ 命を救う水の湧く泉を

不運とは 己の影を持たざる者 (x4)

 
Pääkallolipun Alla // 海賊旗の元で

* 職が見つかった 幽霊船L’Heroineで

そして漆黒の空の下 それが波に飲まれ沈んでいくのを見た

夜の星々を信じるな その光は借り物に過ぎない

そして歌には対価を支払う 誰もが自腹で

** ついにここまでたどり着いた 海賊旗の元

そしてようやくお前の元で 俺は港を見つけた

俺は涙の塩味と 笑いの銀の味を味わってきた!

どんなヤクもやってきた 遅いヘロインからスピードまで!

幽霊船での職が見つかった (x2)

* 繰り返し

 

** 繰り返し (x2)

 

* 繰り返し

 
Pariisi // パリ

* パリでくたばるつもりはない (x2)

真夜中にもう一つのパリが目を覚ます

全く違う歌 完全に別の音楽

墓地は門が閉まっていて

落ち着いて眠れるのさ ジェイムズ・ダグラス・モリソン

** まだ俺は生きている パリでくたばるつもりはない (x2)

* 繰り返し

路地という血管は カットされドクドクと音を立てる

ダンスホールのドアを開ければ ジャングルに直接通じている

踊れフェニックスの如く 踊れ灰の中で

この街は骨壺 お前の背後で蓋がしまる

** 繰り返し

* 繰り返し

ネオンライトが水の流れに溺れていく

空腹の野良猫が 夜中に獲物を探す

地下鉄駅の中で 眠る男 落ち着かない

夢の中で声を聞く:ここはバビロン

** 繰り返し

真夜中にもう一つのパリが目を覚ます

全く違う歌 完全に別の音楽

路地という血管は カットされドクドクと音を立てる

ダンスホールのドアを開ければ ジャングルに直接通じている

** 繰り返し

 

* 繰り返し (x2)

 
Kissan 9 Henkeä // 猫の9つの命

野良猫 夏の日中のマーケット

魚のウロコが 石畳に落ちている

虹の全ての色をした

魚のウロコが 石畳に落ちている

野良猫 たとえひもじくても

尊く喉を鳴らす 眠っていても

パタパタの耳で 警戒する

野良猫 たとえ眠っていても

* 一瞬 グリーンの目を細く開けると

その瞳孔は収縮し 垂直の黒い穀粒になる

遠くまで見える:大きくうねる波や

風の強いキャラバンの通りまで

シポーから来た漁師たちじゃないか!

野良猫 お構い無しで

蹴られそうになっても避けながら カウンターでニシンをさらう

いまだ女王の呼び声を聞き分ける

クレオパトラの元ペット

野良猫 魚屋の女主人との秘密の関係!

くれるものだけを取っている

明文化以前からの長期にわたって

9つの命を全て保存している

* 繰り返し (x2)

シポーから来た漁師たちじゃないか!

 
Kitaran Rujo Runous // ギター醜歌

夜が異国の言葉を話す

風がボソボソと低く呟く

はっきりと声に出して言わない そのことが

俺たちの間で共鳴する

広い海洋の水面下では 地底が震える

* ギター醜歌 煙のように 姿をくらます詩句!

ギター醜歌

はっきりと声に出して言わない そのことが

ときに全てを物語る

ギター醜歌 煙のように 姿をくらます詩句

はっきりと声に出して言わない そのことが

沈黙を決め込んでいる そのことが

瓶の中のロウソクが上げる 揺れる炎

* 繰り返し (x2)

夜が異国の言葉を話す

窓の外は雨

瓶の中のロウソクが上げる 揺れる炎

ギター醜歌 (x2)

 
Viattomuus // イノセンス

1月のホウロウの空

* 1月のホウロウの空 わたがしの雲

教会学校のひつじたち 善き牧者に飼われるがままの

ぼくはきみのあとを目で追う

きみは家に着いて中に入る

きみは手袋を外しラジエーターに乗せて乾かす

辺りが暗くなり始める

** ぼくはスノーランタンの中にロウソクを灯す

きみがその光を見てると分かってやっている (x2)

* 繰り返し

** 繰り返し

わたがしの雲は 善き牧者のひつじたちなんだ

ぼくはあの少し苦いかたまりをなめてみたい

*** ぼくは家の中に入っていく

真っ赤なほおは 氷点下のせいだけじゃない

スノーランタンのロウソク

*** 繰り返し

1月のホウロウの空 (x4)

 

Pääkallolipun Alla 全11曲

原詩:アルト・メッレリ (wikipedia: Arto Melleri)

作曲:カッレ・アホラ

​(翻訳:web係)

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