Kaksoisolento

分身
Aurinko Ja Kuu // 太陽と月

作詞・作曲:カッレ・アホラ

静かにしろ そこを動くな

お前の心臓は 陽射しで焼印が刻まれるがままにしておけ

呼吸を止めるんだ すると 月のダークサイドが現れるだろう

髪の毛を風にまかせ なびくままにしておけ

乱れた心を波にまかせ 鎮まるままにしておけ

お前が創造されたエネルギーを 余すところなく感じ取れ

お前も感じるか 時間が燃えているのを

この毎日が 毎昼が 毎晩が (x2)

この機会をやすやすと逃すな

不確かなボーダーを跳び越えろ

望みさえすれば 全ては可能だ この魔力が消えないうちは

太陽が お前の理性を誘惑するがままに

月が 乱れるがままにしておけ

お前のダークサイドを さあ見せてごらん

太陽と月 太陽を腕の中に 月を瞳の中に抱け

お前とともに 燃え上がりたいのさ

この毎日 毎昼 毎晩 (x2)

太陽と月 太陽を腕の中に 月を瞳の中に抱け

太陽が お前の理性を誘惑するがままに

月が 乱れるがままにしておけ

お前が創造されたエネルギーを 余すところなく感じ取れ

お前のダークサイドを さあ見せてごらん

Seireeni // セイレーン

作詞・作曲:カッレ・アホラ

 

何も欲しくない 何も欲しくない

何も欲しくない 俺は欲しくない 俺は何も欲しくない (x6)

限界とは 水に引いた線

生地を膨らますイースト菌

できる限り体を伸ばす

愚かさの代償を払う

限界とは 神経に刺さるくさび

鉄格子を切断する鉄工ヤスリ

幸せの公式を解く

血の重さを計るはかり

何も嫌わない 何も嫌わない 何も嫌わない 俺は嫌わない

何も嫌わない 何も嫌わない 何も嫌わない お前をさえもだ

* おいセイレーン 淫らな天使

お前の腕の中は まるで骸骨の火玉のような燃え上がる言葉

嫌悪と痛みの薄暗い頂上を越え

荒削りな韻文に炎を求めながら

おいセイレーン 優雅な悪魔

お前の腕の中は まるで太陽と雨降り乞いのダンスのようにメロディアスな韻文

喜びと欲望の乾いた森を越え

野蛮な詩に栄養を求めながら (x2)

何も欲しくない 何も欲しくない

何も欲しくない 欲しくない 俺は何も欲しくない (x4)

限界とは 戦争での白旗

脳内のマインスイーパ

モラルと欲望の戦い

生き残るための本能

限界とは 釣り針に結ばれた釣り糸

知性を徴収する発情

それは少年を男にする

道路に深い轍を残す

何も欲しくない 何も欲しくない

何も欲しくない 俺は欲しくない 俺は何も欲しくない

何も欲しくない 何も欲しくない お前をさえもだ

* 繰り返し

何も嫌わない 何も嫌わない

何も嫌わない 俺は嫌わない 何も嫌わない (x4)

訳注:「限界とは〜」で始まるいわゆる"Aメロ"は、韻踏みしりとりのように発音の近い単語の繰り返しで各行が繋がっているが、意味的な繋がりは薄い。
 

 
Mustat Linnut // 黒い鳥

作詞:カッレ・アホラ

作曲:カッレ・アホラ、キーエ・ヴォン・ヘルッツェン

 

机の上でトントンと 指がスピードを競い合う

モールスでSOSを叩き 虚に向かって牙を剥く

空気は淀み ハエの羽音がブンブンしている

テレビの中のピエロどもが 互いを喝采している

 

Ah ドアを叩いても 待っても無駄さ

Ah 開かないかと 会えないかと期待しても

 

この家には誰ひとりいない

時間がこぼれるように過ぎ去る 傷口に塩を擦り込みながら

片隅では犬が 発情してよだれを流している

古臭いジョークなど 狂った人間にすらウケない

そして その唯一の客人は結局来ない

Ah 電話も手紙も無駄さ

Ah 開かないかと 会えないかと期待しても

この家には誰ひとりいない

* 神もいない 悪魔もいない

どんないてほしい人ですらもいない

戸は鍵がかかっている 窓も開かない

そして 煙突の上には帽子

この家には誰ひとりいない

望みは消えていく 犬は痩せ細っていく

寸劇は雹(ひょう)のダンスと化していく

豪華な食事は 猫の餌へと変わる

黒い鳥が あるじを運んでくるとき

Ah 何も言うべきことはない

Ah 何も約束することはない

この家には誰ひとりいない

* 繰り返し

この家には誰ひとりいない

 
Kupla // シャボン玉

作詞・作曲:カッレ・アホラ

 

そう お前はお前

そう そして俺は俺

去れだの 行けだの 一体誰が言うというのか

お前はシャボン玉を吹いた

俺はそれを割ってみせる

さもないと それがお前を飲み込み 俺から奪い去ってしまうだろう

そう 俺はお前を知っている

そう お前は俺を知っている

だが 何があって何がないのか 一体誰が知るというのか

もし言う羽目になったら 芝居をするさ

自分が何のために何をしてるか 知っているふりを

* ツノが生えたその商人達は 俺たちの体内に 蜂蜜を注入する

良心の叫びはミュートされ 恐怖は薄まり 夢は恐ろしくなくなる

その危ない成分は また俺たちをシャボン玉の中に閉じ込め 運び去る

気の向くままに飛び 俺たちをくっつけたり離したりする

そう お前はお前

そう そして俺は俺

お前はどんなゲームにも乗るが いつも必ずお前の独自ルールだ

お前はシャボン玉を吹いている

俺はそれの中に消えていく

眠りと覚醒のはざまに 俺は屈辱を隠す

* 繰り返し
 

 
Mustaa Ja Valkoista // 黒と白

作詞:カッレ・アホラ

作曲:ユッシ・チュデニウス

 

子供達は顔面に

黒と白でペイントする

おまえは学ばなければならないのだ

黒から白を生み出すことを

お前は焼け石を水面に投げる

お前は岸辺でそれを見届ける

湯気と渦巻き

それらは何も語らない

ただ思い出すのは

なにを忘れられないのかということ

* 夜なのか それとも昼なのか?

もうそれが何だと言うのだ

なぜなら俺たちが旅する先は

何一つ白黒がつかないのだから

そのウォーペイントを落とせ

エネルギーがあるとおまえが信じているワードを忘れろ

リベットを蒔かなかった畑は

休耕にしてしまえ

遅すぎることもないだろう

夜であれ 昼であれ

もうそれが何だと言うのだ

なぜなら俺たちが旅する先は

何一つ白黒がつかないのだから

* 繰り返し

 
Kaksoisolento // 分身

作詞・作曲:カッレ・アホラ

 

救命浮き輪なのか 石臼なのか

どちらでもなければ どちらでもある

おそらくバカらしい話 心拍を止めようと

コインの裏と表を分離しようと 試みるなどということは

俺の分身 - 俺を高みに引き上げる

俺の分身 - 俺をさらに高く引き上げる

鏡の向こう側へ お前の世界へ

お前の目線で 見渡せる場所へ

本物なのか 蜃気楼なのか

隠れた犯罪なのか 脚光を浴びた秘密なのか

おそらくバカらしい話 自分を非難しようなどということは

どうしても諦めきれないことのために

俺の分身 - 俺を高みに引き上げる

俺の分身 - 俺をさらに高く引き上げる

鏡の向こう側へ お前の世界へ

お前の目線で 見渡せる場所へ

お前に出会う前なら 信じもしなかった全てを

禁断症状か 聖なる愛か 白々しい嘘で固めた幸運か

何が正しくて 何が間違っているのか

お前は何が欲しくて 何が欲しくないのか

俺が知っているのは お前は自分の薬を使えばいいということだけ

お前の分身 - 高みに引き上げてやる

お前の分身 - さらに高く引き上げてやろう

お前の分身 - 高みに引き上げてやる

お前の分身 - さらに高く引き上げてやろう

鏡の向こう側へ 俺の世界へ

俺の目線で ものごとを見渡せる場所へ

 
Aarteenetsintää // トレジャーハント

作詞:カッレ・アホラ

作曲:キーエ・ヴォン・ヘルッツェン

 

これはそれ これはあれ これは人生

これはまったくアレなトレジャーハントさ

これはそれ これはあれ これは人生

これはそこにあるそれそのもの 墓荒らしさ

安っぽいメロドラマのピエロ役を お前らは手に入れたんだ

せいぜい汗を流すんだな (汗をかけるうちにかいておけ)

暑い 寒い 焼けつく 凍りつく 溶ける 温まる

そして同じことの繰り返し 常に底へ底へと沈むのさ

* これはそれ これはあれ これは人生

これはまったくアレなトレジャーハントさ

これはそれ これはあれ これは人生

これはそれそのもの これは墓荒らしさ

 

暑い 寒い 焼ける 凍りつく (x4)

 

宝物はいつでも沈みゆく船に隠されているもの

せいぜい汗を流すんだな (汗をかけるうちにかいておけ)

 

暑い 寒い 焼けつく 凍りつく 溶ける 温まる

そして同じことの繰り返し 常に底へ底へと沈むのさ

 

* 繰り返し

 

暑い 寒い 焼ける 凍りつく (x4)

 

* 繰り返し

 
Kärpänen I // 蝿 I

作詞・作曲:カッレ・アホラ

 

ぜひとも貴女をお引き合わせしたい

よく存じている某紳士に

…つまり私自身に

 

私は紳士K KalleのK

こちらにサインを そして握手を

奥へご案内いたしましょう

肩書きなど不要です

暴力・近親相関・スキツォフレニア

あらゆる売れそうな物語は

戸棚の奥へ隠してしまいましょう

私は紳士K カラスのK

貴女のけがれは 私が代わりに始末いたしましょう

* 私は蝿 私は蝿

またも天井の片隅で貴女を渇望し

私は蝿 私は蝿

ときに人間になる悪夢にうなされる

ぜひとも貴女にお見せしたい

もちろん私は取るに足らない者 しかし

一度見てしまったら もう今までの貴女には戻れまい

ご自身のほうがよほどご存知のはず

もう ためらっていないと

…私の素性についてもっと深く知ることを

貴女を私のプリンセスに

セレブに 物乞いに変えてみせましょう

貴女を私のごみ溜めに

5ペンスの路上の娼婦に変えてみせましょう

貴女を私のシンデレラに

女神・ヤク中・母親・奴隷に変えましょう

私は全てを見 一切を聞く

もう私から逃れることはできまい

 

私は紳士K 苦痛のK

私なくしての貴女は ありえないのです

 

* 繰り返し

 
Kärpänen II // 蝿 II

作詞:カッレ・アホラ

作曲:キーエ・ヴォン・ヘルッツェン

 

夜中 君は帰宅し 猫たちにエサをやり 留守電を聞く

タバコを1本吸い 熱い風呂に入り 何か食べて 歯を磨いて 眠りにつく

朝 君はオレンジを1つ食べ 猫たちにエサをやり 散歩に出かける

家に戻るとコーヒーを飲み 友人たちに電話をし

土曜日に遊びにおいでよと招待する

* そして天井の片隅で君を見ている 僕は 君の蝿です

ときどき夢を見ます 人間になる夢を

でも 君にとっては 僕は単なる蝿です

夕方 君は素敵だと皆に言われても 自分では嫌な気分で

飲みすぎて プッツンと切れて 友人たちをみな外に放り出して

パタンと眠りに落ち 猫たちは夜通し騒ぐ

* 繰り返し

君はコーヒーを淹れ 考えをまとめる

冷蔵庫のドアに 太ったモンスターの絵を貼る

外に出て 家に戻ると ハガキの束に

お詫びの言葉を書きつづる 本当は爆弾を送りつけたい気持ちだね

そしてその蝿は その朝 君のまわりをグルグル飛び回った

君は朝刊を握りしめ コーヒーカップの脇で叩き潰した

僕は蝿でした 僕は蝿でした

もう天井の片隅で君を見ることはありません

僕は蝿でした そしてそうであった限り 僕は幸せでした

 
Sininen Yö // 蒼い夜

作詞:ミカ・ワルタリ(1908-79) 

作曲:カッレ・アホラ

列車の揺れが足元に伝わる

列車の揺れが足元に伝わる

道路のなめらかな表面に 炎がゆらめいている

ほの暗く 蒼い夜に 雨がアスファルトを打ち続ける

焼けるような思慕にハッとする

死んでしまいたい …しまいたいと

そして 我の中の全てが叫び自問する 如何すべきだったのかと

そして 脇をすっと通過するのは回送の 燦爛たる人生の一夜

* 列車の揺れが足元に伝わる(いつもそこに)

列車の揺れが足元に伝わる(我の不在の場所に)

道路のなめらかな表面に 炎がゆらめいている

* 繰り返し

ラクダの影が 荒野の空に向かって映し出される

この唇に 薄い塩味のものが沁み込んでくる

よく承知している 我のたったひとつの住み処とは

揺れ止むことのない 駅舎の待合所だと

長距離列車は 出発直前

そして 太陽と海が 我を待っていると

* 繰り返し (x4)

 
Kunhan Kuluu Viisi Vuotta // 5年経ったら

作詞:カッレ・アホラ

作曲:カッレ・アホラ、キーエ・ヴォン・ヘルッツェン

 

お前たちはどちらも17歳だったな その巨大な金色の鍵を見つけたとき

そのときから 永遠のようだ まだ5年しか経っていないのに

白髪混じりの守衛が お前たちに微笑みかけ 深々と敬礼した

銀色の門の向こうには 神の表情をした都市が待っていた

一秒ごとに 記憶や 昔の話や物事が 変わっていく

小袋の中から美を取り出して支払うと 大きな袋いっぱいの醜を得る

お前たちは この都市が本物だと確信できるほど よくよく見たのか

歳を重ね賢くなったら戻ろうと 2人で決めた先を (x2)

* あと5年経ったら お前たちはこの都市に戻ってくる 神の表情をしたこの都市に (x2)

金もまじないも不要 その金色の鍵とは 時間である

地図もコンパスも不要 その銀色の門は いつもお前たちと共にある

そして 例の白髪の守衛は 鍵でそこに通すはずだ

幾年月が経っても お前たちがそこを見つけさえすれば

重ねた年月が 尖った部分を丸め 翼をボロボロにし

その年月が 自らの自分勝手な教え子たちを 厳しくしつけ終えてから

* 繰り返し

教会 モスク 美しい病院 ミナレット 高層建築(もう一度見ようではないか)

郵便博物館 恐ろしい彫刻 川の船 トラム(もう一度見ようではないか)

馬車 スラム街 バス停 墓地(もう一度見ようではないか)

城 寺 市場 バザール 給水栓 通用門(もう一度見ようではないか)

 

* 繰り返し (x2)

 

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